ミンテージとは
ミンテージとは、ある年に、ある造幣所で製造されたコインの総枚数のことです。日本語では「発行枚数」と訳されます。
発行枚数と現存枚数は違います
最も誤解されやすい点です。製造された枚数と、今この世に残っている枚数は一致しません。
貴金属貨の場合、地金価格が高騰した時期に大量に溶かされた歴史があります。摩耗や紛失で失われたものもあります。とくに古い時代のコインほど、現存数は発行枚数を大きく下回ります。
学術資料が「現存枚数は当初発行枚数の何パーセント」という書き方をするのは、この二つが別物だからです。
「発行枚数が少ない=高い」とも限りません
価格は希少性と需要の掛け算で決まります。発行枚数が少なくても、そのコインを集める人がいなければ価格は上がりません。
逆に発行枚数が多くても、収集人口が厚い分野では高値がつきます。発行枚数は判断材料のひとつであって、それ単体で価値を決めるものではありません。
日本の「発行枚数」との違い
日本の造幣局が公表するプルーフ貨幣セット等の「発行枚数」は、実質的に販売枚数を指すことがあります。海外でいう mintage(製造枚数)とは定義が完全には一致しません。
海外のコインについて発行枚数を調べるときは、その数字が製造枚数なのか販売枚数なのか、あるいは推定値なのかを確認してください。一次記録が存在せず、推定値が定説として流通しているケースもあります。
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