スラブとは

スラブとは、第三者鑑定会社がコインの真贋を判定し、グレードを付与したうえで、硬質プラスチックのケースに封入したものです。開封すると痕跡が残る構造になっています。

1986年に始まりました

この方式を最初に導入したのはPCGSで、1986年のことです。ラベルに統一基準のグレードを印字して封入する、という仕組みはここから始まりました。

1986年から1989年までのPCGSホルダーは、コインが中で動いて音がしたため「ラトラー(rattler)」と呼ばれています。1989年9月に設計が変更されました。

偽造対策として、PCGSは1989年から、NGCは1990年からホログラムを導入しています。

「スラブなら絶対安全」ではありません

**最も危険な思い込みです。**2015年頃から、偽のホルダーに偽貨や格上げした貨を封入した「偽スラブ」が流通しています。

見分け方として、本物のスラブは超音波溶着されているのに対し、偽物ははめ込み式であることが多いとされます。

**確実なのは、ラベルのシリアル番号を各社のデータベースで照合することです。**NGC・PCGSともに番号照会サービスを提供しています。

何がスラブで、何がスラブでないか

市販のコインカプセルやアクリルケースを「スラブ」と呼ぶ誤用があります。スラブとは、第三者鑑定会社が鑑定結果とともに封入したものだけを指します。

スラブ入りなら高く売れるとも限りません

低いグレードや「Details」判定のスラブは、無鑑定品と大差ないことがあります。鑑定料を回収できない場合もあります。

また、グレードはあくまで**鑑定会社の「意見」**であり、絶対的な物理測定値ではありません。同じコインを2社に出せば同じ結果になるとは限りません。

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