パティナとは

パティナとは、古代青銅貨の表面に形成される酸化層です。日本語では「緑青(ろくしょう)」と訳されます。

打刻直後から形成が始まり、土壌の化学組成によって緑・赤・茶と色合いが変わります。

「緑」だけではありません

**日本語の「緑青」は緑色のイメージが強いのですが、パティナは赤や茶色にもなります。**色は埋まっていた環境によって決まるため、同じ皇帝のコインでも個体ごとに違います。

良いパティナと「ブロンズ病」

見た目が似ていても、性質がまったく違うものがあります。

状態
良いパティナ均一で硬く安定した層。表面を保護する
ブロンズ病粉状の青緑色の噴出物。金属を実際に失わせる

ブロンズ病は、コイン内部に残った塩化第一銅が湿気と酸素に反応して起きる腐食です。自己破壊的に進行するため、放置すると図柄が失われていきます。

安定したパティナが表面を守るのに対し、ブロンズ病は表面を壊します。この違いは重要です。

洗ってはいけません

日本には骨董品を磨く習慣があるため、サビは落とすものだと感じやすいのですが、古代コインでは逆です。

パティナの保持は、そのコインが手を加えられていない証拠として機能します。除去すると価値は大きく下がります。

CoinWeek は、パティナを除去された個体が100ドル、同種で保たれた個体が約400ドルで落札された例を紹介しています。

許容されるのは温水での軽い洗いと、柔らかい付着物の除去までです。

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