ポピュレーションレポートとは

ポピュレーションレポートとは、鑑定会社が自社で認定した貨種・グレード別の累計件数を公開している統計です。NGCは「Census」と呼んでいます。

希少性を測る目安として広く使われますが、読み方には注意が必要です。

「現存枚数」ではありません

最大の落とし穴です。この数字が示すのは「その1社に提出され、そのグレードが付いた延べ件数」にすぎません。

3種類の歪みがあります。

① 上振れ:再提出

同じコインでも、スラブから取り出して再提出すれば別件として計上されます。旧ラベルを鑑定会社に返却しない限り、元の件数は減りません。実務上、返却しない業者は珍しくありません。

② 上振れ:クロスオーバー

一方の会社で鑑定したコインを他方に出し直すと、**両社のデータベースに同じ1枚が計上されます。**したがってNGCとPCGSの数字を単純に足すのは誤りです。

③ 下振れ:未鑑定品

集計対象は鑑定に出されたコインだけです。旧蔵コレクションや海外に眠る未鑑定品は、一切数えられていません。

「Pop 3」の意味

販売文句で「Pop 3(3枚しか存在しない)」と書かれることがあります。実際の枚数は、それより少ないことも、はるかに多いこともあります。

ポピュレーションは判断材料のひとつとして、上記の歪みを踏まえたうえで使ってください。

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