ソブリン金貨とは
ソブリンは、額面**20シリング(1ポンド)**のイギリス金貨です。
近代ソブリンは1817年から
1817年夏、通貨改革によって復活しました。それまで使われていた21シリングのギニー金貨に代わるものです。ギニーは事実上、数年前から流通していませんでした。
正式な指示は1817年2月の造幣局への指令書によるもので、これは王立造幣局が金貨の定常的な製造を再開した節目でもあります。
なお「ソブリン」という名称そのものは、これより300年以上前のヘンリー7世期に遡る別の貨幣に始まります。**1817年に始まったのは「近代ソブリン」**である点にご注意ください。
純金ではありません
**日本で非常に多い誤解です。**ソブリンは24金ではなく、**22金(クラウンゴールド、金91.67%)**です。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 総重量 | 7.98805g |
| 純金量 | 7.32238g |
| 品位 | 22カラット(.9167) |
残りは主に銅です。これは品質を落とすためではなく、流通による摩耗に耐える硬度を得るための必然的な設計です。
聖ジョージと竜
裏面の意匠は、イタリア出身の彫刻家ベネデット・ピストルッチが1817年に制作したものです。もともとジョージ3世の肖像制作のために招かれ、その後この新しい金貨の裏面を任されました。
完全に彼自身の創作であり、現在まで使われ続けています。
英国王立造幣局博物館が所蔵する1817年の試作貨では、聖ジョージが折れた槍を持っています。1818年にこれは剣へ変更されました。
19世紀の国際通貨でした
ソブリンは世界中で信頼され受け入れられ、19世紀の国際商取引を支えました。第一次世界大戦後は、地金コインおよび収集家向けのプルーフ貨としての役割に移っています。
「ソブリン=投資用地金コイン」という日本での受け止め方は現代のものであり、19世紀のものは実際に流通した通貨です。
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