ホイジングとは

ホイジングとは、流通して摩耗したコインを未使用品に見せかけるため、高速の回転ワイヤーブラシで表面を擦る加工です。

目的はラスター(製造時の光沢)を偽装することにあります。

「手入れ」ではなく破壊行為です

日本には骨董品を磨いて綺麗にする文化的習慣があるため、コインでも同じ発想をしがちです。しかしこれは決定的に違います。

ホイジングは表面の金属そのものを削り取る行為です。失われたラスターは復元できません。

見破られます

専門家には容易に発見されます。加工の過程で文字や意匠の細部がわずかに歪むためです。

他の改変との決定的な違いは、意匠の片側に生じる盛り上がった隆起の存在です。ブラシが金属を一方向に押しやった痕跡です。

鑑定でグレードが付かなくなります

NGCではホイジングされたコインに数値グレードを付けず、「Details」として表面改変による損傷扱いにします。

**結果として、加工する前の状態のまま売ったほうが高く売れます。**明るくしようとした行為が、そのまま価値を削り取ることになります。

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