対銘印とは
対銘印(カウンターマーク)とは、コインが鋳造された後、流通中の別の時点で追加して打たれた記号・数字・文字です。
何のために打たれたか
複数の目的があったとされます。
- 真正性の再確認
- 流通許可の延長
- 摩耗による価値の再評価
- 発行主体の変更を示す
- 額面の変更
バンカーズマークとの違い
まぎらわしい用語があります。
| 内容 | |
|---|---|
| 対銘印 | より広い概念。額面変更や政権交代の表示も含む |
| バンカーズマーク | 主に銀の純度検査が目的とされる |
共和政期・帝政初期のローマ貨幣に見られるバンカーズマークについては、銀の純度検査、フーレでないことの証明、会計・監査目的、規定重量の確認などが推測されています。
**ただし正確な目的は判明していません。**歴史家・貨幣学者による推測の段階です。
具体例
対銘印は古代に限りません。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 1466/67年 | カラ・コユンル朝ジャハーン・シャーによる打刻 |
| 1577年 | スコットランド王ジェームズ6世によるアザミ紋(貨幣改鋳時) |
| 1848年 | カリフォルニアの金貨に打たれた「CAL」の刻印 |
| 第一次大戦後 | ドイツのハイパーインフレ下で額面変更(5マルク貨に100万マルクと刻印) |
5マルク貨に100万マルクと刻むという事例は、貨幣制度の崩壊をそのまま物語っています。
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